まどれーぬの音楽帳

クラシック音楽(主にピアノ曲)が好きな主婦です。好きな曲、好きなピアニスト、再開したピアノレッスンのこと、コンサートの感想などを気ままに綴ります。

マリア・ジョアン・ピリス 2018年4月 来日公演情報追加(ピアノデュオリサイタル)

来月に迫ったM.J.ピリスの来日公演、曲目変更があったり、ソロリサイタルの追加公演が発生したりで招聘元さんも(さぞ)慌ただしかったことと存じますが、この度さらに、ピアノデュオリサイタルの追加公演が発表されました!(裏方さんがたのバタバタぶりを想像すると大丈夫かしら…ってなりますが、余計なお世話ですね^^;)大阪のソロ・リサイタルとN響公演以外は既に完売なので、この発表は嬉しい方もいらっしゃるのではと思います。(ついでに…スケジュールがタイトなのが気になりますが、ピリスさんは大丈夫なのでしょうか。杞憂に終わりますように…)

招聘元ミュージックプラントのHP→http://www.mplant.co.jp/concertm.html

 

※これまでに発表されたピリスの来日公演情報はこちらのエントリーにまとめています。↓

www.madeleine-piano.com

 

 

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マリア・ジョアン・ピリス&リリット・グリゴリアン ピアノリサイタル

2018年4月24日(火)19:00開演

会場:川口リリア・音楽ホール 

料金:全席指定6,000円(税込)

一般販売:2018年3月22日(木)

曲目【オール W.A.モーツァルト・プログラム】
4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K19d
4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調 K381/123a
ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 K576(グリゴリアン)
ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K330/300h(ピリス)
4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K.521

川口総合文化センター リリア|イベント情報

 

2018年4月26日(木)19:00開演

会場:浜離宮朝日ホール

料金:全席指定7,000円(税込)

一般販売:2018年3月22日(木)

曲目【オール W.A.モーツァルト・プログラム】
4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K19d
4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調 K381/123a
ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 K576(グリゴリアン)
ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K330/300h(ピリス)
4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K.521

浜離宮朝日ホール

 

チケットぴあ

 

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リリット・グリゴリアンさんとは?

プログラムはオール・モーツァルトとのことで、モーツァルト好きには堪らない公演かと…で、気になったのは、共演者のリリット・グリゴリアン(Lilit Grigoryan)さんというお方。女性ピアニストのようですが、失礼ながら、私はお名前を存じ上げず…ピリス氏と共演される以上、素晴らしい演奏者であることは間違いないとは思うのですが、気になったので調べてみました。

 

Introduction

Born in 1985 in Yerevan, Armenia, Lilit Grigoryan began studying piano at the age of seven with Arkuhi Harutyunyan. Other teachers to date have included Sergey Sarajyan, Abdel Rahman El Bacha and Matthias Kirschnereit. She was an ‘Artist in residence’ at the Chapelle Musicale Reine Elisabeth under the direction of Maria João Pires, after having graduated from Komitas Yerevan State Conservatory and Hochschule für Musik und Theater Rostock with first class honors. An intense and inspiring collaboration with Maria João Pires gave Lilit the opportunity to find new ways of communicating and sharing her passion for classical music with others, and she became a founding member of the Partitura Project.

Lilit has performed at many renowned concert halls across the world, including the Konzerthaus Berlin, Philharmonie (Essen), Laeizhalle (Hamburg), Concertgebouw (Amsterdam), Cité de la Musique (Paris), Bozar (Brussels), Flagey (Brussels), Palau de la Música Catalana (Barcelona) and festivals including Schleswig-Holstein, Mecklenburg-Vorpommern, Auvers-sur-Oise, Verbier, Gezeitenkonzerte and Menton. She has also worked with orchestras including Sinfonia Varsovia, Gulbenkian Orchestra, Royal Philharmonic Orchestra of Liege, Norddeutsche Philharmonie, and Armenian Philharmonic Orchestra. In addition to her activities as a soloist, Lilit is also a devoted chamber musician and she regularly collaborates with artists including Maria João Pires, Alexandra Conunova, Andrei Ionita, William Hagen, Sarah Christian, Hiyoli Togawa as well as others. 

Lilit’s debut CD was released in 2012 and featured works by Scarlatti, Schumann, Bartok and Khachaturian (DiscAuvers). She has subsequently released two chamber music recordings; the first with violinist Sarah Christian (Genuin Classics, 2017) and the second with violist Hiyoli Togawa (Naxos, 2018). Later this year her second solo album will be released and include works by Mendelssohn, Bizet and Szymanowski.

   (以下抄訳)

リリット・グリゴリアン(Lilit Grigoryan)

1985年 アルメニア生まれ。7歳よりArkuhi Harutyunyanの元でピアノを習い始める。他にSergey Sarajyan、Abdel Rahman El Bacha 、Matthias Kirschnereitに師事。 Komitas Yerevan State Conservatory とHochschule für Musik und Theater Rostockを主席で卒業後、マリア・ジョアン・ピリスに招かれ、Chapelle Musicale Reine Elisabethに2014~2015年に‘Artist in residence’ として在籍した。ピリスの薫陶を受け、以降コンツェルトハウスベルリン、コンセルトヘボウ等様々なホールで演奏、シンフォニア・ヴァルソヴィア等数々のオーケストラとも共演し、活動の幅を広げる。

ソリストとして活躍する他に、室内楽ではピリス、 Alexandra Conunova、Andrei Ionita,、William Hagen,、Sarah Christian、戸川ひより らと共演を重ねている。

2012年にスカルラッティ、シューマン、バルトーク、ハチャトゥリアンの録音でCDデビュー。その後は室内楽で2017年に Sarah Christian(Vn.)、2018年に戸川ひより(Vla.)と共演した録音を残している。

今後、2枚目のソロアルバムとしてメンデルスゾーン、ビゼー、シマノフスキの録音がリリースされる予定。

 ※‘Artist in residence’ 恐らく、奨学生のようなものかと思われます。同期に名前を連ねてる方の中に、パヴェル・コレスニコフ、深見まどかさん、小林海都さんがいらっしゃいますね!→Soloists 14/15 | Chapelle Musicale Reine Elisabeth

(引用元)http://www.askonasholt.co.uk/artists/lilit-grigoryan/

  

経歴を拝見する限り、ピリスとはかつては指導者-教え子の関係で、現在は共演者の仲、ということなので、息の合った演奏を聴かせて下さるのではないでしょうか?

 

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過去の演奏動画

お二人が連弾で共演した動画があったので、ご参考までに。

曲はモーツァルトが見つからず、シューベルトの「幻想曲 ヘ短調」。かなり好みの演奏です…^^

www.youtube.com

 

こちらもシューベルト、アレグロ イ短調 D947 「人生の嵐」プリモとセコンドが入れ替わってますが、こちらも素晴らしい。

www.youtube.com

 

ソロではどんな演奏をされるのかしら?ということで、こちらも。モーツァルトは見つからなくて、ベートーヴェンのピアノソナタ28番。柔らかい音が魅力的。

www.youtube.com

 

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追加ならソロリサイタルの方がよかった、と思われた方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、ピリスとグリゴリアンの素晴らしい演奏を見る限り、デュオリサイタルもかなり気になり…ませんか?(少なくとも私は気になり…ます^^ 私がチケットを買ったサントリーホールの公演はオール・ベートーヴェンプロに変更になってしまったので余計に。ベートーヴェンも好きだから良いのですが、やっぱりモーツァルトも聴きたいなー、なんて^^;悩ましいことこの上なしです。)

 

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